東京ディズニーシー‟フォートレス・エクスプロレーション”のバックグラウンドストーリー☆

ディズニーリゾート


こんにちは!SAKUKAです☆(*^^*)

東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーにある体験型アトラクションである
‟フォートレス・エクスプロレーション”はとても奥が深く、
15世紀から17世紀の大航海時代の冒険家の挑戦や科学者、天文学者の発明や発見に触れることができるとてもわくわくするアトラクションです。

今回は当アトラクションをレポさせていただきます!

フォートレス・エクスプロレーションについて

大航海時代のフォートレス(要塞)、キー(追悼)、ガリオン船のルネサンス号の3つの施設を自由に探検できる体験型アトラクションです。
科学や歴史を学ぶことができる部多くの冒険家が、まだ見ぬ世界を目指した大航海時代。そんな時代に逆戻りできるのが、東京ディズニーシー、フォートレス・エクスプロレーション。屋と天体の運行/日時計/振り子/大砲/フライングマシーン等の展示から大航海時代の冒険や科学、発明品をめぐることができます。
公式HP:https://www.tokyodisneyresort.jp/tds/attraction/detail/244/

要塞

スペインやポルトガルに、実際にあった要塞をヒントに作られました。バックグラウンドストーリーとしては、
メディテレーニアンハーバーの守りを固めるため、スペイン王国によって15世紀に建設されて、16世紀にスペイン王国カルロス一世によって、国際的な学会「S.E.A(後述)」に譲渡されたとされます。やがてこの地がS.E.Aの母港となり、噂を聞きつけた世界中の冒険家たちがやってきて集まった人々により、革新的なアイデアや新発明が生まれるようになりました。

S.E.A(Society of Explorers and Adventurers)

S.E.Aは、「Society of Explorers and Adventurers」の略称であり、は、ディズニーの世界において、名高い冒険家や探検家、技術者、芸術家が結成し、歴史的人物やオリジナルキャラクターが所属する学会であり、世界のディズニーパークに存在します。そして、こちらのフォートレスエクスプロレーションは、当学会の活動拠点です。
彼らの理念は、各々の旅路での新たな発見、知識、芸術を世界中に広める活動をすることです。航海や海洋探険の技術を日々研究している彼らが得た知識や研究の成果を、この地を訪れる人々に公開しています。

紋章

フォートレスエクスプロレーションには各所に”S.E.A”の紋章を見ることができます。 紋章には4つの図案が描かれており、ガリオン船、アーミラリー天球(古代の天球儀)、羅針盤、絵筆と彫刻道具はS.E.Aの重視する事柄と象徴を表しています!
ガリオン船:「冒険」の象徴
羅針盤:「発見」の象徴
絵筆・彫刻道具:「発明」の象徴
アーミラリー天球:「ロマンス」の象徴

レオナルド・チャレンジ

アトラクション「レオナルド・チャレンジ」では、S.E.Aの重要な任務に参加し、ミッションクリア型アトラクションを楽しむことができます。
S.E.A.では新しいメンバーを募集中です。メンバーになるために、地図を手がかりに謎を解いて科学者たちが発明した「溶岩コントロールステーション」を探します。
成功すればS.E.Aの メンバーになることができます。
※アトラクションの営業時間が決まっているので要注意です!通常、日没(16時)までの営業となります!

ガリオン船「ルネサンス号」

キー(追悼)に停泊中のガリオン船の「ルネサンス号」です。
大航海時代に世界の海を探検したガリオン船です。
全長約30メートルもあり、船内にも入ることができます。

船内に入ると、船が大海原を進んでいるような音(ギーギーといった音)が聞こえてきます。
生活感のある船員の部屋を楽しむことができて、まるで乗組員となったような気分になります。

ガリオン船の中には、船員室や、貨物倉庫などを見ることができます。

デッキにはキャノン(大砲)があり、導火線(紐)を引っ張ると、ドーンという轟音と共に白い煙が噴き出します。たまに不発になります。
(ハーバーショーの間はすべて不発になるとのことです。)

奥には船長室らしき部屋もあり、入ることはできませんでしたが、手前から覗くことができました。

船の前にある荷物置き場は、”カーゴ・プレイグラウンド”と呼ばれ、積荷用の様々な形の木箱や樽が置かれております。地面はクッション性で、時折水の飛び出す大きな樽の間をくぐり抜けて遊ぶことができます。

フォートレス(要塞)

スペインやポルトガルに実在した、冒険家や天文学者、数学者が集められた要塞をヒントに作られております。
黄金のドームを中心とした、4層構造の強固な石造りの建物です。
要塞には科学の知見に出会えるいくつかの部屋が存在します。

要塞にも大砲があります!こちらも導火線を引くと轟音と共に白煙が噴出します。海からの侵入を防ぐために設置されているのですね!

ナビゲーションセンター

こちらの部屋では、大航海時代の冒険が体験できます。

16世紀ごろ、地球は平面であると考えられておりました。
”海の端から落ちると炎が待っている””海には巨大な生物がいる””神が雨を降らせている”といった様々な仮説がありました。当時の海を再現した模型で、100円で3分間ガリオン船(ラジコンの船)を操縦することができます。光/音/水の演出で刻一刻と変化する水面を、障害物となる巨大生物を乗り越えて船を進めることで大航海時代の勇敢な冒険家達の挑戦を体験できます。

エクスプローラーズ・ホール

16世紀ごろまでに活躍した冒険家や探検家、航海家や航海に関わった学者の肖像画や冒険家の記録等の部屋です。

S.E.Aの創始者の肖像画

肖像画の12名がS.E.Aの創設者で名誉会員です。1538年に新しい知識の取得に尽力するために学会は設立されました。

≪創設期メンバー≫
12名の肖像画が飾られています。
 

左より

  • マゼラン
    ポルトガル出身の史上初世界一周を成し遂げた航海者。
    15~16世紀、大航海時代に活躍したポルトガルの冒険家。マゼラン海峡や惑星探査機マゼランなど、その名前が現在でも残されています。
    レストラン「マゼランズ」はマゼランを称えてその名前がつけられました。
  • レオナルド・ダ・ヴィンチ
    様々な学問において業績を残したイタリアの万能の天才。
    15~16世紀のイタリアの芸術家。科学、建築、航空力学、絵画などあらゆる学問や芸術に通じていて、後世に大きな影響を与えました。
  • フランシス・ドレーク
    イギリス人初の世界一周を成し遂げた英雄。
    16世紀、イングランド出身の船乗り。イングランド人として初めて世界一周に成功。後に海軍提督を務めますが、海賊だった過去もあります。

左から

  • コロンブス
    15~16世紀、イタリア出身の探検家。ヨーロッパとアメリカ大陸を結ぶ「大西洋航路」を発見し、世界の貿易の発展などに寄与しました。
  • ヴァスコ・ダ・ガマ
    15~16世紀、ポルトガル出身の探検家。15世紀末にヨーロッパから喜望峰を経て、ヨーロッパ人として初めてインドへ到達しインドへの航路を開拓しました。
  • ティコ・プラーエ
    16~17世紀のデンマーク貴族で天文学者。占星術師、錬金術師としても知られる人物。特に天文観測の分野で数々の功績を残しました。正確かつ包括的な天体観測を実施したました。

左から

  • レイフ・エリクソン
    アメリカ大陸に史上初めて到達したアイスランドの航海者。
  • マルコ・ポーロ
    イタリアの商人で「東方見聞録」を口述した冒険家。
  • エンリケ航海王子
    ポルトガル王国の王子であり、航海者たちを支援。

左から

  • イブン・バットゥーダ
    モロッコ出身のベルベル人の探検家。
  • プトレマイオス
    幅広い分野で業績を残した古代ローマの学者。
  • ピュテアス
    ギリシア人地理学者、探検家。

壁画には年表がついていて、16世紀までの偉大な冒険の様子が描かれています。海の魔物のような絵や、天使たちも描かれています。

S.E.A.の紋章です!!

また、こちらの部屋の肖像画外外にも、S.E.Aには1899年~再興期メンバーがおります。
再興期メンバーには世界のディズニーパークのアトラクションにゆかりのあるオリジナルキャラクターが所属しております。
空を飛ぶという人類の夢を称える特別な博物館、ファンタスティック・フライト・ミュージアムで特別展が開催されている博物館の2代目館長のカメリア・ファルコもS.E.A.のメンバーです。彼女はS.E.A初の女性会員です。

ペンドュラムタワー

ペンドュラム(Pendulum)とは振り子の意味です。天井から大きな振り子が吊るされている部屋です。

こちらの振り子は「フーコーの振り子」と呼ばれるもので、1851年にフランスでナポレオン三世の依頼により、物理学者のレオン・フーコーが地球の自転を証明するために、協会に取り付けた実験装置がモチーフです。
地球の自転によって、振り子の揺れる角度が変わり、ピンを倒していきます。
地球は止まっているのではなく、周っていることを証明した振り子です。
床の中央にS.E.Aの紋章が描かれております。

イリュージョンルーム

床/壁/天井にそれぞれ絵画が描かれています。手前の設置された凹レンズを通してみることで、角のゆがみがなくなり奥行きのある1枚の絵として見ることができます。

カメラ・オブスキュラ

カメラ・オブスキュラとは、ラテン語で「暗い部屋」を意味します。
カメラの仕組みを再現した部屋です。薄暗い部屋の中央に巨大な円形のスクリーンが置かれております。
天井に鏡とレンズが設置されており、部屋の柱を回すことで、鏡を360度移動させることができます。
鏡に反射された要塞の外のパークの景色が円形のスクリーンに映し出されます。
※部屋の扉を閉じて楽しみます。

チェインバー・オブ・プラネット

こちらの部屋は、「チェインバーオブプラネット」です。

大航海時代は天文学が発展した時代でもあります。星空を描いた天井には星座が煌めきます。頭上に広がるのは16世紀に作られた太陽を中心に惑星が動く「地動説」の模型です。

壁にはレオナルド・ダ・ヴィンチの太陽系の研究内容に関する絵が10枚飾られております。鏡文字になっています。

水星、金星、地球、火星、木星、土星の6つの惑星の説明プレートがあり、手前のハンドルを回すことによって、頭上の太陽系模型の対応する惑星を動かすことができます。土星より外側の惑星は、レオナルドダヴィンチが生きた時代には発見されていなかったため、6惑星のみの模型となっております。

地球
地球は5番目に大きい惑星である。
いまだ論争を引き起こす話題ではあるが、我々は地球が地軸を中心に自転しながら、他の惑星と共に太陽の周りを回っているという、コペルニクスの地動説を支持する。

火星
火星(マーズ)は太陽から4番目の惑星で、その赤い色から、ローマ神話の軍神マルスを称えて命名された。

木星
木星(ジュピター)は最も大きい惑星で、ローマ神話の最高神ユビテルを称えて命名された。
偉大なるイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは、天体観測により木星に大きな4つの月があることを発見した。

土星
土星(サターン)は2番目に大きい惑星でローマ神話の農耕の神サトゥルヌスを称えて命名された。
天体観測により惑星の周辺に巨大なリングを発見した偉大なるイタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイは、そのリングを「土星の環」と呼んでいる。

水星
星(マーキュリー)はローマの神々に使える俊足の使者メルクリウスを称えて命名された。

金星
金星(ヴィーナス)は太陽から2番目の惑星で、ローマ神話の美と愛の女神ウェヌスを称えて命名された。

サンダイヤル・デッキ

リングの内側に書かれた数字に落ちた矢の影で時刻がわかる日時計。最も高い場所に設置されております。
後ろの旗は、国際信号旗(船舶同士が通信するために使うアルファベットに対応した旗)で、”MICKEY”を表します!!

フライングマシーン

コロナ前はレオナルドダヴィンチが発明したオーニソプター(羽ばたき機)を再現したフライングマシーンが展示されており、実際に乗って、翼やプロペラを動かす体験が楽しめましたが、現在は、取り外されております。再び見れる日を楽しみにしております。

アルケミーラボラトリー

アルケミー(Alchemy)とは錬金術の意味です。
16世紀ごろ盛んであった錬金術を行っている設定の部屋で、室内には薬草や瓶等実験道具や材料が置かれております。

テレスコープ

フォートレスからの景色を楽しむことができます。以前は望遠鏡が設置されておりました、コロナのため、取り外されております。

フォートレス(要塞)から見る景色

快晴のため、フォートレスからの景色はとっても綺麗でした。

アトラクションの感想

・歴史×オリジナルストーリーがとても奥深いアトラクションです。
・今にも動き出しそうなガリオン船と偉大な冒険家や科学者の研究や発見がちりばめられたフォートレスを探検家になった気分で楽しむことができます。東京ディズニーシーがテーマとして掲げる『冒険とイマジネーション』の心をくすぐるワクワクするアトラクションです。
・科学や歴史について楽しみながら学ぶことができます。
・フォートレスから見える景色がとてもきれいでおすすめです。夜景やショーの観覧場所としても楽しめるのではないかと思います!

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